のぞみ みらい子ども・若者応援基金
2022.04.25
豊かな自然に恵まれた松本地域。
ここで暮らし、未来への可能性に溢れたこども、若者が健やかに育つことのできる地域社会づくりを応援する基金です。
「のぞみみらい子ども・若者応援基金」は、のぞみ総合経営グループの一員で、松本市に本社を置く、株式会社財産ネットワークス長野様が、「生活に困難を抱える子どもや若者が健やかに育ち、生き生きと生活できる環境をつくりたい」との想いで設立されました。
「困難を克服して、未来に向かって進むことを支援したい」「これまでの活動に追加して新たな支援を始めたい」そんな活動を行う団体様への助成金になります。
<2022.06.21>
結果発表 助成団体が決定しました。
2022年4月25日(月)から5月31日(火)までの間に公募を行った、「のぞみみらい子ども・若者応援基金」の助成団体が次のとおり決定しました。
助成団体数 8団体/助成総額 80万円
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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信州メディビトネット | 松本市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
医療者と市民1000人で創り上げた「信州健康かるた」配布プロジェクト | 未来の子ども達の健康づくりプロジェクトとして、2019年に医療者と市民1000人と一緒に「信州健康かるた」を創り上げました。 本事業では、「信州健康かるた」を卓上版サイズにリニューアルし、松本圏域の幼保育園、小学校、児童館、子ども食堂など松本圏域の約260の子ども関連施設へ無償配布します。子どもたちは、楽しく繰り返し遊びながら健康の基礎知識や良い生活習慣を身に付けることができ、それらは生涯にわたり一人ひとりの「体とこころの健康」という宝になると考えます。 配布後は医療者・医学生らによるキャラバン隊が各施設を巡回し、ミニかるた大会や出張教室などで普及を進めます。 また、松本市・安曇野市・塩尻市の各所で「信州健康かるた展」を開催し、かるた札や案内パネルを展示することで、「信州健康かるた」の取り組みを地域住民に周知します。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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アップルツリー | 松本市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
こどもとおとな食堂 | コロナ禍で集まる事が難しい日々の中、感染を恐れ家にこもりがちな親子や高齢の方など孤立がどんどん進み、息抜きに出かける場所も減っているため、より地域で支えあう必要性を感じています。 本事業では、「こどもとおとな食堂」を月に約1回開催し、世代を通じて地域で支える仕組みや居場所づくりの活動に取り組みます。テイクアウト方式の弁当配布等、コロナ禍でも継続できるように取り組み、コロナ禍や物価上昇で生活が厳しくなりつつある地域家庭を支援していきます。地域の高齢者の方に調理を手伝っていただくなど多世代の関わりも大切にしていきます。 このほか、地元企業から餃子やガチャガチャ機械の提供を受け、夏休み中に子どもたちが楽しめる企画を行います。また、子ども用品のリユース会など子育て中のママが一息つけて楽しめる場所づくりを予定します。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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ほっとくらぶ | 松本市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
富士見高原日帰り旅行 | 医療的ケア児を介護する家庭では、家族みんなで外出してくつろいだり、親ときょうだい児がゆっくりと遊んだりすることが難しい状況にあります。新型コロナの流行で、外出のハードルがさらに高まり、社会的孤立状態に陥っている家族も少なくありません。 本事業では医療的ケアを要する子どもとその家族・きょうだい児に対し、感染症対策を徹底した上で、家族みんなが安心して楽しく外出できる機会を提供します。さらに、きょうだい児が心から楽しめる機会を提供し、良好な家族関係の維持に協力します。(これまでの事業では、きょうだい児から「パパ・ママとこんなに遊べて本当に嬉しい。帰りたくない」といった感想が聞かれました。) 具体的には、富士見高原リゾートへの日帰り旅行を計画します。天空カートで標高1300mの展望台へ上がり、屋外でのレクレーションを行います。旅行には看護師が同行し、医療的ケア児の看護を行い、親がきょうだい児と関われる時間を確保します。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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信州こどもホスピスプロジェクト | 松本市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
信州こどもホスピスプロジェクトオンライン講演会 | 生命を脅かす病気と闘っている子どもは国内で年間2万人いると言われています。闘病に伴う子ども自身や家族の身体的・精神的負担は大きく、闘病中の子どもたちは子どもらしい当たり前の日常を送ることが困難です。 我々は、生命を脅かす病気と闘う子どもたち、あるいは長期に渡り医療的ケアを要する子どもたちがその家族と一緒に充実した時間を過ごすことができる居場所の必要性を感じ、「こどもホスピス」を松本市に設立することを目指しています。 「こどもホスピス」は、どんなに辛く悲しい状況のなかでも好奇心旺盛に遊んだり勉強したりしながら成長を続ける子どもたちが、子どもらしくイキイキと過ごすことができる場所です。また、子どもたちを見守る家族は、例えひと時であっても看病介護から解放されることでホッと一息つくことができ、こころから湧き出てくる笑顔を取り戻すことができます。 「こどもホスピス」の設立実現に向け、現段階では周知活動を行い、より多くの理解者・支援者を得ることが何より大切です。本事業では、「信州こどもホスピスプロジェクト オンライン講演会」を開催し、小児医療やこどもの終末期及びこどもとその家族のためのグリーフケアについてより多くの方々が目を向ける機会を作ります。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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特定非営利活動法人はぐまつ | 松本市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
はぐまつ設立10周年記念講演会 | 学校に行けない、行きたくない、家に引きこもる児童生徒が増えています。当法人では、昨年5月から、運営する子どもの支援・相談スペース「はぐルッポ」通所者の保護者を中心に「親の会」を立ち上げ、不登校、不登校傾向のお子さんを持つ親の悩みの解決や子ども理解の場として話し合いや学びの場を設けてきました。 こういった取り組みの中で、親の子ども理解だけではなく、その周りにいる人々の理解を得ることも必要であると考え、より多くの方が参加できる場として講演会を開催します。専門的な知見を持つ講師を招聘し、数多くの診察事例などを紹介していただきながら、不登校傾向にある子どもの保護者、子どもを取り巻く方々に、より良い生き方・考え方に資する講演会を企画します。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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ここなら | 安曇野市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
不登校ひきこもり 相談場所・居場所の情報冊子作り | 子どもが学校に行かなくなると親は不安にかられ、子どもを支えることが困難になる場合もあります。時には理解の無い人から責められ、良かれと思ってのアドバイスでさらに苦しくなり、親子関係が悪くなったり信頼関係が壊れたりします。当事者の望まない早期学校復帰や就労支援、薬を出すだけの精神医療とのかかわりも課題です。 私たち「ここなら」の構成4団体で支援した当事者(昨年度、延べ553名)からは、安心できる相談場所やさまざまな居場所の情報を求める声が多く聞かれました。 本事業では、構成団体(松本市のはぐルッポ、ほっとウイング、安曇野市のひらく、塩尻市の起立性調整障害 親の会)が集まり、中信地区の不登校ひきこもりの相談場所、こどもの居場所、社会と繋がれる情報を集約し、自らの経験を踏まえ、当事者に寄り添った冊子作りを行います。また、不登校ひきこもりの当事者、親の会のネットワーク作りを進め、疲れ切って孤立し悩んでいる当事者親子が情報を得られるようにします。 当事者親子は相談することで傷を癒し、さらに子どもが新たなステップを踏み出す時には、自分に合った居場所でさまざまな体験や学び直しをすることで、自信を取り戻して、社会と繋がるきっかけを作る事ができます。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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信州こども食堂ネットワーク中南信地域 | 塩尻市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
共に学びあい、学ぶヨロコビを分かち合う新しい学びの場の創出 | 学びの場「こすたば」では、“誰でも参加できる場”を作ることで、“後ろめたさ”を感じる生活困窮当事者の心理的障壁を下げることを狙っています。それには子どもたちが参加したくなる教材を用意し、かつ生徒数を増やす必要がありますが、寄贈を受けた教材は教科や学年にばらつきが生じています。 本助成を活用し、問題集や参考書といった教材のほか、プロジェクターやスクリーン等の機器、本棚等の備品を購入し、教育環境を整備することで、子どもたちの参加意欲を高め、生徒を増やして生活困窮世帯の子どもが参加しやすい環境を実現します。 「こすたば」は週2回(月・木)、17時~19時に開催し、運営はボランティアスタッフ数名が行います。利用料は基本的に無料とし、生活にゆとりのある方には500円を目安にカンパ金を募ります。 生徒はまず宿題を行い、その後18時までは寄贈された教材で学習します。18時以降はスタッフが企画した教材で学習します。日常生活で周囲に関心を持ち、学ぶ意欲を維持することを狙い、身の回りの資材を対象に探究心を喚起する内容とします。 |
団体名 | 所在地 | 助成金額 |
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日本発達障害ネットワークながの(JDDnetながの) | 松本市 | 100,000円 |
事業名 | 実施する取り組み | |
JDDnetセミナーinながの・ながの発達障害啓発週間「結」プロジェクト | 発達障害支援では、乳幼児期から成人期における各ライフステージに対応する一貫した縦断的支援体制の構築、教育・福祉・医療・保健・労働等の他分野の横断的な連携体制の構築が必要です。 本事業では、当団体が毎年開催する「JDDnetセミナーinながの」において、今年度は「子どもの育ちを支える多職種連携」をテーマに講師を招き、多職種の支援者や家族らとともに先駆的な支援活動について学びます。また、松本市周辺の医療・教育・福祉・保健等の多職種が連携した支援の実践報告や県内で引きこもり支援に取り組む自治体の現状報告を通して、個別性に対応できるチーム支援について県内の支援者らと実現可能な支援方法や体制づくりの共有を図りたいと考えています。 この取り組みにより、多職種が互いの立場を理解する機会や制度の知識不足を補い、事例共有を進めることで、多職種でチームを組み、様々な形態で個々の当事者に応じた支援を組み立てる体制づくりを目指します。 |
助成対象団体 | ① 特定非営利活動法人(NPO法人)、ボランティア団体など(規模や、法人格の有無は問いません。) ② 主たる事務所等の所在地が松本地域振興局管内にある団体 ③ 長野県の寄付サイト「長野県みらいベース」の登録団体であること。 ④ 昨年度、本助成を受けていない団体であること。 ⑤ 助成金の対象となる活動の情報公開に同意いただける団体であること。 ⑥ 活動実施後、活動報告書(様式4)の提出及びホームページ(長野県みらいベース等)等への公開に同意いただける団体であること。 |
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助成対象となる活動内容 | ① 育児、子育てに関する活動 ② 青少年健全育成に関する活動 ③ ひとり親家庭を支援する活動 ④ 障がい児を支援する活動 ⑤ その他、本制度の目的に沿うと判断される活動 |
助成金額 | ① 1団体あたり上限10万円(8~10団体を予定) ② 助成率:10/10 |
助成対象となる経費 | 活動に係る運営資金、研修費、改装・備品購入費(活動の目的に関連する備品)、人件費(活動の遂行に必要な費用)、その他この制度に沿うと判断される使途。 |
助成対象とならない経費 | ① 団体の運営にかかる日常的な経費 ② 他の公的助成を受けている活動経費 ③ 領収書等により支払額や支払日、使途等が確認できない経費 ④ 令和4年4月1日から令和5年3月31日までの期間外に発生した経費 ⑤ その他、活動を実施する上で適当でないと認められる経費 |
申請の流れ | 助成金の応募に当たっては、事前に「長野県みらいベース」への、団体登録が必要です。新規応募を希望される団体は、早めに登録を行ってください。 |
団体登録について | ① 当サイトより、団体登録要綱をダウンロードする。 ② 要綱をよく読み、様式第1号~4号の各項目に入力後、印刷して必要な欄に押印する。 ③ 必要な添付書類を同封し、原本は郵送で、電子データをEメールにて、長野県みらい基金松本事務所へ提出してください。 【原本送付先】 【電子データ送信先】 長野県みらい基金にて審査を行い、任意団体については面接させていただくことがあります。 |
応募書類 | ① 当サイトより、「様式1・助成申請書」および「様式2・予算書」をダウンロードする。 ② 入力後、印刷して必要な欄に押印する。 ③ 原本は郵送で、電子データをEメールにて、長野県みらい基金松本事務所へ提出する。 【原本送付先】 【電子データ送信先】 |
選考について | 「のぞみみらい子ども・若者応援基金」の第三者審査委員会にて審査します。 |
選考の主な視点 | ① 育児・子育て、青少年健全育成、ひとり親家庭支援、障がい児支援に寄与する。 ② 上記の対応が確実に行われると判断できる、履行可能な組織。 |
申請告知 | 2022年4月25日(月) |
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受付期間 | 2022年4月25日(月)~5月31日(火)※当日消印有効 |
結果発表 | 2022年6月21日(火) |
助成金交付 | 助成団体発表から2022年7月8日(金)までの間 |
活動実施期間 | 助成交付日~2023年3月31日(金)まで |
活動報告書の提出 | 活動終了後1ヵ月以内または、2023年4月30日(日)のいずれか早期に到来する期日までに、「様式4-1・活動報告書」と「様式4-2・収支計算書」を提出してください。 ※活動報告書は長野県みらいベースのサイト上に公開します。 |
お問い合わせ・お申し込みは 公益財団法人 長野県みらい基金「のぞみみらい子ども・若者応援基金」係 〒390-0852 長野県松本市島立1020 松本合同庁舎2階 TEL 0263-50-5535 FAX 0263-50-6561 E-Mail matsumoto@mirai-kikin.or.jp |