冠寄付情報
月と風の子ども基金
2023.05.24
「月と風の子ども基金」は、令和5年度(2023年度)に大町市出身の男性の方からの寄付により創設されました。
当基金は寄付者の方の亡くなられたご兄弟への想いを託し、子どもたちの笑顔が北アルプスの里や街中にあふれるような草の根の取り組みを応援します。
北アルプスの空から子どもたちの寝顔を優しく見守る月のように、北安曇の自然を駆け回る子どもたちと追いかけっこする風のように――北アルプスの子どもたちに安心と楽しみを届けるための基金です。
<2023.07.12>
2023年7月12日 助成先団体が次のとおり決定しました。
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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実家の茶の間(池田町) | 生涯学習・社会教育/子どもの健全育成 | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
子どもたちが地域のさまざま大人との交流の中で、自らの手で試行錯誤して何かを生み出し、季節ごとの伝統行事を体験できる場を町なかに作りたい。 | ||
実際に行うこと | ||
①秋のお祭りでの、子どもたちによる手作りたこ焼きのふるまい (9月23日宵祭で「実家の茶の間」の前を山車が通る日を予定) 久しぶりの八幡神社例大祭で、子どもたちが自ら作ったたこ焼きや大人が用意したごちそうを、沿道のお祭り参加者に、子どもたちの手でふるまい、おもてなしをする。 ②年末の鏡餅つき(子どもたちが冬休みに入る12月28~29日頃) 子どもたち自身の手でお餅つきをして、みんなで食べる。作った鏡餅は家に持ち帰り、家庭でもお正月行事を楽しんでもらう。 ③実家ごはんの日(子どもカフェ) 毎週土曜日開催 一度に大量のご飯提供するとき、メニューの質の均一性を保つよう、2升炊きのお釜を購入する。(例:すし飯を作る時、釜二つで対応すると硬さに違いが出る。炊き込みご飯の味が違うなど) |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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特定非営利活動法人キッズウィル(大町市) | 福祉/子どもの健全育成 | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
障害や貧困等の理由で屋外体験活動に取り組むことが難しい家庭もあり、寂しく、また、悔しい思いをしている子どもが何人か見受けられます。キッズウィルでは、本来少年期に体得すべき貴重な体験を、それらの理由で得られないことのないよう、夏休みの事業として、子どもたちが達成感や自己肯定感で満たされ、思い出に残るような屋外体験活動に取り組みたいと考えます。 | ||
実際に行うこと | ||
キッズウィルの3つの通所事業所(遊学舎、児童支援センター、キッズウィルガーデン)の利用者とスタッフ約100人で、国営アルプスあづみの公園(大町・松川地区)においてバーベキューを行います。 子どもたちも分担して準備や片付けなどを行います。 バーベキューの後は、園内のアスレチック施設等で遊びます。 移動には、市内のバス業者からバスを借り上げ利用します。 |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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松川こどもカフェ(松川村) | 子どもの健全育成/まちづくり | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
子どもたちに、文化の伝承や他世代との交流の機会として、普段体験することのできない行事やイベントに触れてもらいたい。 子どもたちと高校生・大学生のお兄さん・お姉さんとが交流する機会を持つことで、自分が成長した時にまたこの活動に関わってくれるような循環を作りたい。 この交流には多くの地域の方に参加いただき、笑顔あふれる地域の輪をつくる。 |
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実際に行うこと | ||
地域の子どもの居場所として活動している「松川こどもカフェ」で年4回程度イベントを実施する。 ・ハロウィン(10月)子どもたちが仮装しながらハロウィンを楽しむ。 ・お正月(1月)お餅つき大会、書初め・かるた・羽子板・福笑い等を体験する。 ・春祭り(3月)地域の方と春のコンサートを開催する。お雛様メニューに触れる。 ・夏祭り(7月)駄菓子屋さんを呼び、遊びの通貨で買い物をしたり、かき氷・焼きそばを食べたりする。 |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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みあさの森(大町市) | 保健・医療/子どもの健全育成 | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
野外活動を通してこどもたちや親がのびのびとやりたいこと、作りたいものを主体的に形にしていくことで、自らの心地よい居場所を作り出してほしい。 完成した喜びや達成感、自信といった自己肯定感を得ることは、孤独を感じやすい子育てのストレスを軽減させ、こどもたちもこれからの生きていく活力となる。 みんなで他地域にも自慢できる魅力的な愛着のある場所を作り出していくことを目指す。 |
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実際に行うこと | ||
少し日常をはなれ、おだやかな風の流れるいこいの場、ここちいいあそび場「みあさの森」には、活動に参加する親子が、森の木や地元木材で使って自ら作ってきたツリーハウスやブランコがある。なかにはこどもたちだけで作り出したターザンロープなどもあり、これらの手作り遊具をより安全に使い続けるための補強・メンテナンスや、加えてよりもっと楽しく過ごしていくために新たな遊具作りを、こども中心に大人の力を借りながら行う。 今夏~秋:いまある手作り遊具(ツリーハウス、ブランコ)のメンテナンス・補強 雪の積もる冬季:「何を作りたいか」「何があったら森が楽しくなるか」の作戦会議 来春~夏:近隣で伐採された木材を使った、新たな遊具作り |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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新行地区子ども育成会(大町市) | 生涯学習・社会教育/子どもの健全育成 | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
大町市美麻、新行地区で地域の伝統食や文化、歴史を子どもたちに伝えます。 自治会・老人クラブ・地区PТAなど大人たちの知恵や協力を得て、地域の良さを子どもたちに伝えます。子どもたちと一緒に伝統食を食べ、伝統行事に触れることで地域の交流の輪が広がることを願っています。 |
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実際に行うこと | ||
(1)キノコ教室 地域のキノコをよく知っている人を先生にして、子どもや親たちと山に行って採取し、種類の見分け方を聞きます。その後、おいしいキノコ鍋をみんなで作り、味わいます。 (2)三世代のクリスマス会 同じ地域にいても顔を合わす機会が少ない大人やお年寄りたちと交流しながら、昔の食べ物(お焼きづくり、鹿鍋、昔懐かしい煙突パン、薄焼き、投じそば)を自分たちの手で実際に作って、みんなで食べます。(参加しやすいよう「クリスマス会」として呼びかけます。) (3)小正月行事 地域農家の豊作を願う行事(繭玉づくり、稲の花、鳥追い)を子どもたちに伝え、一緒に楽しみます。稲の花づくりでは杵と臼でお餅を付きます。鳥追いは「ねえまのすますまに、とうりゃ三羽いたが、追っても、叩いてもたたぬ、田の神、田の神様。」と歌いながら、小槌で板を叩いて鳥を追い払います。 |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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わくわくおたり(小谷村) | 子どもの健全育成/まちづくり | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
不登校(傾向)の小中学生や学校をリタイアした子、多様な理由により“生きづらさ”を抱えた子が安心して過ごせる家以外の場所を提供する。子どもたちが自らできることや好きなことを探し、トライできる場をつくる。 学校に行けないなど様々な理由で胸を張れない状況の子が、自己肯定感を育める“サードプレイス”を目指す。 |
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実際に行うこと | ||
【準備】7~8月に活動の参考、イメージをつかむために視察に行く。(富山県砺波市 ponteとやま/高岡市 ひとのま) →その後メンバーでイメージ共有、打合せ。並行してニーズ調査。 【開設】9月予定。(月1開催)会場は小谷村伊折集落の“ゆきわり草”とする。(集落で指定管理を受けており、メンバーの藤原さんが実質管理していて会場提供は承諾済み) 【活動内容】子どもたちは自分でご飯やおやつを作ったり、協力してくれる大人と農作業や外遊びなどをする。慣れてきたら、自分たちでその日やることを企画・運営するなど主体性をもって関わってもらう。(基本的には保護者同伴ではないかたちで進める。) |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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上一福祉ネットワークの会(大町市) | 福祉/子どもの健全育成 | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
地域の交流の場を提供していくことで、全ての区民のコミュニケーションを図る。親や地域の協力者が用意してくれた、子どもたちが普段得られない喜びを感じられる場で、一日楽しく過ごしてほしい。 | ||
実際に行うこと | ||
夏の三世代交流会(7月) ・七夕まつり 願いごとを書いて竹に飾る ・マスつかみ 320匹を小学生が手でつかむ ・ゲーム大会 ボッチャ、スカーレット、ボーリング ・有志により捕獲したカブトムシの提供 ・役員が作った豚汁・漬け物で、河原で焼きマスを食べる 冬の三世代交流会(12月) ・高齢の経験者が伝統を伝承する ・お正月用のわらを用いた飾りづくり(各家に持ち帰り) ・子ども用の杵も使い餅つきをし、作ったお餅を全員で食べる ・「ちびっこのわ」クリスマスの集いも一緒に行う |
団体名(市町村) | 活動分野 | 助成金額 |
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ゆうきのもり(池田町) | 生涯学習・社会教育/子どもの健全育成 | 100,000円 |
活動で目指すこと | ||
自然と共にある暮らしのなかで何かを作り出す過程で本当の学びが生まれます。異年齢の子どもたちの関わりの中で教え合い真似したりする中でそれぞれの役割ができ人として生きていく力を育みます。不登校の子どもたちが、森を整備したり校舎を建築することで、関わる人や場所に慣れたり、友達と仲間意識を持ったりすることで、安心して過ごせる居場所だと思うことができる。また、ツリーハウスや校舎を建築することで、友達や仲間と一つのことをやり遂げた達成感を得ることができます。 | ||
実際に行うこと | ||
森のフィールド、学舎作り(アースバッグハウス)、キッチン作り、カマド作り、ツリーハウス作り |
助成対象団体 | ① 公共的な活動を行う非営利の民間団体であること。(自治会や保護者会、ボランティア、NPO法人など規模や法人格の有無は問いません。) ② 主たる事務所等の所在地が北アルプス地域にある団体であること。(北アルプス地域:大町市、池田町、松川村、白馬村、小谷村) ③ 長野県の公共的活動応援サイト「⾧野県みらいベース」の登録団体であること。 ④ 助成金の対象となる活動に関する情報の外部公開に同意できる団体であること。 ⑤ 活動実施後、活動報告書の提出に同意できる団体であること。 |
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助成対象となる活動内容 | 以下のいずれかに当てはまる活動(これから始める予定の活動も可) ① 育児、子育てに関する活動 ② 青少年健全育成に関する活動 ③ ひとり親家庭を支援する活動 ④ 障がい児を支援する活動 ⑤ その他、本制度の目的に沿うと判断される活動 例:「コロナ禍で中止していた地区のお祭りの再生」、「シニアクラブが地区の子どもたちと交流して行う昔遊びのイベント」、「保護者会や有志で企画する子どもキャンプ」など |
助成金額 | 1団体あたり上限10万円(8団体程度を予定) |
助成対象となる経費 | 活動に係る運営資金、研修費、改装・備品購入費(活動の目的に関連する備品)、人件費(活動の遂行に必要な費用)、その他この制度に沿うと判断される使途。 |
助成対象とならない経費 | ① 団体の運営にかかる日常的な経費 ② 他の公的助成を受けている活動経費 ③ 領収書等により支払額や支払日、使途等が確認できない経費 ④ 助成金の交付日から令和6年7月31日までの期間外に発生した経費 ⑤ その他、活動を実施する上で適当でないと認められる経費 |
申請方法 | ① 当サイトより、「助成申請書」(Word形式)をダウンロードしてください。 ② 「助成申請書」の各項目を入力の上、印刷・押印し、原本と電子データの双方を長野県みらい基金松本事務所へ提出してください。【原本送付先】 ※郵送あるいは持参 公益財団法人長野県みらい基金 松本事務所 〒390-0852 長野県松本市大字島立1020 松本合同庁舎2階 TEL:0263-50-5535 FAX:0263-50-6561 【電子データ送信先】 ※メール添付 なお、助成金の申請にあたっては、原則として「長野県みらいベース」へ団体登録が必要です。登録は、募集期間に関わらず随時受け付けています。申請を希望する団体で未登録の場合は、お早めに登録手続きを行ってください。団体登録の方法は、こちらをご覧ください。 |
審査と結果公表 | 長野県みらい基金が設置する第三者審査委員会にて、厳正な審査を行います。
審査の主な視点は次のとおりです。 審査結果は個別に郵送またはメールにてお知らせします。また、助成決定団体の一覧と各申請事業の概要を「長野県みらいベース」上で公表します。 |
公募期間 | 令和5年5月24日(水)~令和5年6月20日(火)※当日消印有効 |
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助成団体発表 | 令和5年7月中旬(予定) |
助成金交付 | 令和5年7月下旬 ~ 令和5年8月中旬(予定) |
活動実施期間 | 助成決定日から令和6年7月31日(水)まで |
活動報告書の提出 | 活動終了の1か月後または令和6年8月31日(土)のいずれか早い期日までに、「活動報告書」(支出証拠書類・参考資料・写真等を含む)と「収支報告書」を提出してください。 ※活動報告は公共的活動応援サイト「長野県みらいベース」等で外部公開します。 |
お問い合わせ・お申し込みは 公益財団法人 長野県みらい基金「月と風の子ども基金」係 〒390-0852 長野県松本市島立1020 松本合同庁舎2階 TEL 0263-50-5535 FAX 0263-50-6561 E-Mail matsumoto@mirai-kikin.or.jp |