こんな事業です
長野県内の小中高校いじめ認知件数は5329件(平成29年度)、不登校の児童生徒は2587人(平成29年度)、児童相談所の児童虐待相談対応件数は2370件(平成30年度)です。この他に、学校・家庭・地域で暴力を受けても誰にも言えず自分一人で辛い思いを抱えている子どももいます。子どもたちがいじめや誘拐、虐待、性暴力などのあらゆる暴力から自分を守るためのCAPプログラムを実施する学校や施設が増えていますが、すべての要請に応え、より多くの子どもたちに「安心・自信・自由」を届け続けるためには、暴力防止のプログラムを提供できるCAPスペシャリストを増やす必要があります。
これを実現します
CAPスペシャリストとしてCAPワークショップを実施するためには、スペシャリスト養成講座を受講し、講座終了後は地域のCAPグループに所属してスキルアップを継続することが必要です。①養成講座終了後にCAPながのに所属する②受講後1年間のうちにワークショップに立つことを予定し、実現に向けてスキルアップを継続する、この二つの条件を満たす人を対象に養成講座受講料を補助することで、CAPスペシャリストを増やします。
具体的な取り組み内容は?
一般社団法人J-CAPTA ( Japan CAP Training & Action ) が主催するCAPスペシャリスト養成講座in
長野 (基礎編 2020年9月19日~21日、実践編 2020年11月7日~8日) 、中学生暴力防止プログラム養成講座 ( 2021年3月6日~7日 ) 等、CAPスペシャリスト資格取得に必要な養成講座の受講料に補助を行います。事業の目的を達成するために、以下二つの条件を満たす受講者を補助の対象とします。①養成講座終了後にCAPながのに所属する ②受講後1年間のうちにワークショップに立つことを予定し、実現に向けてスキルアップを継続する
団体からのメッセージ
CAPながのでは、2001年に団体設立以来、長野市を拠点に長野県全域を対象として、32,593人の子どもと35,358人のおとなにワークショップを届けてきました。2016年6月からはNPO法人として活動しています。CAPは世界11か国で取り組まれており、日本国内では、130以上の団体が、学校や地域でCAPワークショップを届けています。長野県内には4つのCAPグループがあります。
CAPながのは、子どもは誰もがかけがえのない存在であり、たとえどのような状況であっても、その人権は保障されなければならないと考えています。同時に、困難な状況であっても、子どもの中にそれを乗り越える力が本来備わっていると信じています。これからも、子どもたちに「安心・自信・自由」の権利を伝え、エンパワメントを広げていきます。
この事業により、CAPながのメンバーとして活動する CAPスぺシャリスト を増やし、「長野県のすべての子どもにCAPを!」の理想のもと、増え続けるワークショップの依頼に応えることのできる持続可能な体制を作ります。
応援よろしくお願いします
あなたの寄付で、長野県内の子どもたちに、いじめや不審者から身を守る方法を伝え、性暴力や虐待などを受けて苦しむ子どもたちに寄り添うことができます。子どもたちが、将来、加害者にも被害者にも傍観者にもならないように、長野県内の小中高校生や就学前の子どもたちにCAPワークショップを届ける取り組みを広げるために、ご支援をお願いいたします!