こんな事業です
私たちの働く病院に、インドネシアから来て10年以上日本の医療現場に貢献してくれている看護師がいます。名前はアンディと言います。
アンディは、故郷サンビレジョ村の同志が集まり作られたNPO団体と協力し、私財をなげうって、経済的な理由、物理的な理由などで学校に行けない現地の子どもたちのために学校を作っています。
しかし、残念ながら、現在資金不足により、建設が一時中断しています。そのため、学習机や椅子、窓ガラス、そしてトイレなどが設置できていません。その中でも、できるだけ早く子どもたちに授業を、という強い思いから、学習環境が完全に整備されていない中、少しずつ授業を始めています。また、教科書も使用済みのものや寄贈されたものを使用しながら、ボランティアの先生が授業を行っている状況です。
私たちは、故郷に学校を作り、現地の子どもたちに教育の場を与えるために邁進する彼の姿に心を打たれました。皆様のお力もお借りしながら、インドネシアと日本との橋渡し的存在である彼の夢をぜひ応援したいと思っています。
これを実現します
インドネシアの農村地域では、就学年齢の子どもの10%以上が教育を受けることが出来ていません。アンディの故郷サンビレジョ村も同様です。今回、サンビレジョ村に学校を設立することによって、今まで教育を受けられなかった子どもたちに教育環境を提供でき、生活上で不利益を被ることのないよう育成し、彼らの可能性を開花させたり、夢の実現のお手伝いをしたりすることができます。
皆様の支援によるこの活動が、サンビレジョ村だけでなく、インドネシア全体、さらには同じような問題を抱える各国に波及し、将来的に世界の全ての子どもたちが不自由なく教育を受けられる未来実現のきっかけとなることを願い、この事業を実施しています。
具体的な取り組み内容は?
私たちは、学校建設に必要な費用全般を必要としています。既に現地では、学校の建設が始まっています。しかしながら、資金不足等により、建設は一時中断しており、窓ガラスやトイレがまだ設置されていない状況です。現在、学校は建設途中ですが、ボランティアの先生と寄贈された使用済みの教科書を使用し、簡単な授業を行っています。皆様からのご寄付を募りながら、来年の9月には本格的に学校運営を開始できるよう動いています。
団体からのメッセージ
みなさん、スラマシアン(こんにちは)。私は、アンディプラセティヨです。
私はインドネシアの東ジャワ島にあるテレンガレック市サンビレジョ村で生まれました。学校生活を終え、自国で看護師として3年間国際総合病院に勤務し、2009年にEPA看護師として来日しました。2014年には日本で看護師免許を取得し、現在は富士見高原病院の手術室に勤務しています。
私は、幸運に恵まれ、学校へ通うことができました。インドネシアも日本と同じく小学校・中学校共に義務教育となっています。しかしながら、インドネシア特に農村部では、経済的理由などから学校へ行けない子どもたちがたくさんいるのが現状です。実際、日本は、100%の子どもが小学校に入っているのに対し、インドネシアでは、就学年齢になっても学校に行くことができない子どもが地域によって10-30%の割合でいます。子どもの人口に対して学校や学校の生徒受け入れ人数が少ない、経済的理由から学校があっても行けない、学校があっても給食がない、など、日本と比較すると、インドネシアの教育環境はあまり良くありません。
そこで、一人でも多くの子どもたちに教育を受けてもらえるよう、現地の村民で結成されたNPO団体と協力し、学校を立ち上げようと考えました。子どもたちの将来のため、しっかり教育を受けさせてあげたいと思います。子どもたちには可能性があります。夢があります。そんな子どもたちを応援したいと考えています。
応援よろしくお願いします
私たちは、長い間地域の患者様のために献身してくれているアンディが、私財をなげうって故郷へ学校を建設したり、生まれ故郷への恩返しをしている姿を今まで見てきました。私たちは、インドネシアと日本との橋渡し的存在である彼の真剣な姿に感動、共鳴し、ぜひ応援したいと思っています。
資金不足等で、現在学校建設は一時中断していますが、みなさまからのご寄付により、学校建設を再開することができます。それによって、現地の学校で教育を受けて子どもたちへ安全で安心な教育の場を提供することができます。
そして、子どもたちが、自分たちの可能性や夢を実現させ、自分たちだけでなく、家族や地域、国、そして世界の明るい未来を実現するために、ぜひご支援をお願いいたします!