こんな事業です
佐久地域では、たくさんの工場などがあり、海外で生活したり、海外をルーツにしたお子さんが多数います。
また、この地域で保護される子ども達にも、ご両親のどちらかが外国人の方なども多いのが特徴です。お子さんの中には、海外で生活し、日本に帰ってきてからの学校生活が大変であったり、顔が違うので差別を受けたりするお子さん、学習面では、なかなか学習支援の内容が理解されず、テストや文章題などにも困難を示すお子さんが多いです。
「学習支援」と言いますが、本当に必要な学習支援が多文化を背景にもっているお子さん達に行われているのかを高校生と一緒にリサーチしていき、より良い学習支援を地位に構築していこうというプロジェクトです。
この事業は、佐久地域こども応援プラットフォームとタイアップしておこないます。
これを実現します
1、高校生に声をもたせ、高校生が小学校・中学校などそれぞれの段階で必要だった支援などを経験から話し合うことにより、自分一人が悩んでいたのではないという肯定感をもたせる。
2、話し合いの中で共通点、漢字圏、非漢字圏などで違いがあったり、英語圏、非英語圏などでも違いがあるかなど。
なぜこの事業に取り組むの?
1、里親の会をすると、保護される子ども達の中に、多文化を背景に持つ子ども達が多いことに気がついた。また、高校の学習支援を行っている先生などからも、多文化を背景に持つ子ども達が学習困難の子ども達が多かったり、学習に問題を抱えているお子さんが多いことに気がついた。
2、子どもたちの中には、文化が違うことを隠したり、日本語があまり分からない事を隠したりするおこさんもいることに気がついた。
3、発達障がいや、知能指数などを測るテストW I S K―Ⅳなどを受けても、日本語がターゲット言語なので、それがわからないと違う指数が出てきてしまう。この点においては、言語の習得だけではなく、理解できる言語での学習サポートなどが必要なのではないかと考えて、この事業に取り組んでいきたい。
具体的な取り組み内容は?
1、高校生とのZoom会議で小学生時代にどのようなサポートがある方がよかったのか、中学生時代にどのようなサポートがあったほうがよかったのかなど、話しあい、多文化を背景に持った子ども達の学習支援のあり方を構築したい。
2、年間を通じて、テーマを決めながら多文化をはいけにもっている子ども達に話を聞きたい。
3、学習支援者と懇談会。
4、子ども達の発表会など。
5、親の支援、学校からのプリントなどを説明したり、多言語で学校にプリントを書くようなシステムを構築できるようにしたい。(ロングラン)
団体からのメッセージ
多文化を持つ子ども達は、なかなか理解されていない。日本人であっても、帰国子女の場合は、日本的な表現などが難しかったり、ハーフ(ダブル、ミックス)などのお子さん達は、差別を受けたり、家の中の言葉が外国語や、日本の学校の校則などを知らなかったりすると、学校でも機能が難しくなる。
障がいを持っていないのに、障がい者とレッテルを貼られるが、違う学習支援の仕方があるのではないかと模索している。
海外にルーツがなくても、海外で育っていたり、日本で育っていても、両親、または親のどちらかが海外の方であったりすると、学校生活もとても大変になる。
現在保護されて、里親にいく子ども達の中にもたくさん多文化を背景にしている子ども達がいて、貧困と結びついています。そのようなお子さん達へのサポート、学習や生活の支援を行っていきたいです。
応援よろしくお願いします
将来的に、多文化を背景に持つお子さん達が、自分一人が悩んでいるのではないんだ、違うことや考え方が違っても良いんだということを、気づくことができる。
学習支援者に、より正確な情報をお伝えすることにより、子ども達が必要な学習支援が受講できる。