こんな事業です
年間のゴミ排出量が全国で1番少ないとされる長野県ですが、弊法人が毎年行っている河川清掃では、小規模な河川1つでも、プラスチックゴミを中心とした大量のゴミを拾うことができます。これらのゴミは、地域の環境を悪化させるだけでなく、川を下って海まで流れ着き、今問題となっているマイクロプラスチックなど地球の環境汚染の原因となる可能性が考えられます。
そこで、海に面していない長野県ではありますが、そこに暮らしていながらも海の生きものをより身近に感じ、その生きものを含めた海の生態系を意識しながら、地域の自然環境を見つめ直し、ゴミを適切に処理することの大切さを伝え、広めていく事業が必要であると思います。
本事業はその実現を目指して行う事業です。
これを実現します
身近な地域の生きものと、遠い海の生きものの暮らしをよくするという目標を掲げ、市民が海の生きものを身近に感じることができるイベントならびに市民と行う定期的な河川清掃イベントを実施し、飯田市の川をきれいにしていきます。
なぜこの事業に取り組むの?
海の近くにいないと知ることが難しい海の環境のことについて学ぶ機会や、人間の活動が地球規模の生態系に影響を与えていることを再確認できる場をつくるために、この事業を行いたいと思っています。
今、海で何が起きているのか、海なし地域である長野県飯田市において情報発信したいと考えています。
具体的な取り組み内容は?
①2021年9月20日~26日の動物愛護週間付近(予定:9月18日~20日)にてイベントを開催
【内容】長野県に隣接した静岡県の駿河湾に暮らす海の生きものの展示を行う「移動水族館」を呼び、地域の方々に海の生きものを観察したり、学んだりする機会を提供する。また移動水族館業者には、SDGsの観点から、現在海で起こっている問題などを学べる企画も行っていただく。合わせて地域の生きものの暮らしをよくすることを目的に活動している団体を集め、その団体の紹介や支援を募るような企画を実施。
また、このイベント内で、飯田市周辺で河川清掃が必要な場所の情報収集と河川清掃イベントの周知と参加希望者の確保を行う。
②2021年11月~2022年3月に数回の河川清掃イベントを実施
【内容】事業①で情報収集した河川の中から事前に弊法人スタッフが汚れ具合を確認しにいき、河川清掃が必要そうな場所を数ヵ所選び、地域の方々と一緒に河川清掃を実施する。このイベントによって、地域の川の汚れ具合を知ってもらいつつ、ゴミの適切な処理を促していきたい。
団体からのメッセージ
現在、地球環境の悪化はすさまじいものがあり、様々な問題が発生していると言われており、近年では、地球温暖化の影響と思われる気温上昇や豪雨など、身近なところでも地球環境の悪化を肌で感じられるようになってしまっています。
将来手遅れにならないように、これまでの環境教育を進めるという段階から、「自分事」として一歩踏み出し動いていくことが必要になってきているのではないでしょうか。
弊法人自体も地道ではありますが、脱炭素を目指してエコ除草を事業化したり、河川清掃をしたりしていますが、今後は、地域のみなさまの力を集めて行う、自然環境のためになる活動を増やしていきたいと考えています。
この事業をきっかけとして、飯田市の自然だけでなく、川でつながっている海とそこに暮らす生きものを大切にする気持ちをもつ方々が少しでも増え、その結果、自然環境のゴミを削減できればうれしく思います。
応援よろしくお願いします
この事業を皮切りに、南信州地域においてゴミを適切に処理する、ゴミ拾いをする、環境に良い物を買う・使用するなど、「自分事」として環境問題に真剣に取り組む人・団体を増やしていきたいと考えています。
応援、よろしくお願いいたします。