こんな事業です
*日本財団第三の居場所プロジェクト
家庭にさまざまな課題を持つ子どもたちが通う、地域の子どもたちのもう一つの家である、「子ども第三の居場所」。ここは、子どもたちが感情を隠さずに、泣いたり、笑ったり、できる場所。
子どもの困難は非常に見えにくいため、関係機関が連携して子どもの状況を共有し支援につなげるアウトリーチを行うとともに、課題に応じて専門機関につなげることが重要と考えます。
学校や地域、専門機関と積極的に連携し、さまざまな困難に直面する子どもたちが安心して過ごせる第三の居場所が県内で6ヶ所あります。
その第三の居場所に、これからも子どもたちのために継続して居場所運営をしていかれるよう、アドバイスをしながら伴走支援をしています。
これを実現します
子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む「子ども第三の居場所」を全国に広める、*日本財団のプロジェクトに、長野県モデルとして2019年度から3年間受託し運営している団体が4拠点と、コミュニティモデルとして2021年から運営している団体が2拠点、計6拠点が、行政、企業、地域の方々と協力し、誰一人取り残されない地域子育てコミュニティをつくることで、「みんなが、みんなの子どもを育てる」社会を目指し活動をしています。
長野県モデルの4拠点は、日本財団の3年間の助成金が終了し、2022年4月から継続して活動するための資金的支援と基盤強化を図ります。
コミュニティモデルの2拠点は、助成金を受け3年後の準備をしながら、基盤強化を中心に伴走支援をします。
<長野県モデル>
長野市「にっこりひろば」 御代田町「まちの縁側なから」 諏訪市「子どもの居場所ゆめひろ」 松川町「Hug」
<コミュニティモデル>
佐久市「佐久・岩村田おいでなん処」 伊那市「伊那まちBASE」
なぜこの事業に取り組むの?
―知ってほしい、日本の子どもたちの今―
決して特別ではなく、どの地域にもそしてあなたの身近にも見えづらいけれど、きっといる…「おかえり」「温かいご飯」「定刻に起床して学校に行く」「将来の夢」等、当たり前だと思っていることが、当たり前ではない子どもたちに、実際に手を差し伸べたのが第三の居場所です。
子どもも、親もどこに相談していいのかわからない、声を上げられない…そんな課題を解決するために日々取り組んでいます。
そんな第三の居場所を運営するためには、さまざまな費用がかかります。自己資金はもとより、行政からの補助金等を活用したり、自主事業での収益を使って活動をしていますが、全然足りていないのが現実です。
具体的な取り組み内容は?
学習支援:学校帰りに寄って宿題ができる。
有料で個別学習もあり。通うことで不登校児が
出席扱いとなるフリースクール制。(各拠点で違
いがあります。)
就労サポート。
生活支援:基本的な生活習慣が身についていないケースも
あるため、食事をはじめ着替え、歯磨き等基礎
的な習慣を整える。
食事支援:バランスの良い食事を無料もしくは安価で提供
している。準備・片付けにも関わることで食
の大切さ、みんなで食べることの楽しさを伝え
ている。コロナ禍ではお弁当に切替えて配布
しているところもあり。
その他 :地域の方々との関わりを持つ時間。
食材配布会(フードシェア)。
畑で作物を育てて収穫、それを収益に繋げること。
プレイパーク(広場でイベント)
ママカフェ(保護者との関わり)
高校生ボランティアによるイベント開催。
団体からのメッセージ
このたびは、長野県みらい基金にご協力いただき、誠にありがとうございます。頂戴した支援金は、県内6ヶ所の「こども第三の居場所運営」に役立たせていただきます。
心温まるご支援、心より感謝申し上げます。今後とも子どもたちの笑顔のために取り組んでまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
応援よろしくお願いします
―すべての子どもは”社会の宝”です―
子どもは、周囲の大人の温かい支援があれば困難を乗り越えて社会に羽ばたいていくことができます。
そんなさまざまな困難を抱えた子どもたちの居場所を運営する6団体の活動に、皆さまの温かい応援をよろしくお願いします。