こんな団体です
八ヶ岳の麓、野生動物がすむ森の中で、信州やまほいく特化型保育園「野外保育森のいえぽっち」を運営しています。富士見町の自然を活かしたフィールドで幼児期の子ども達が本来持つ地力を引き出す保育を理念に活動をしています。現在25名の幼児が、毎日元気に森で過ごしています。
一昨年までは、町有キャンプ場をお借りして保育活動を行ってきましたが、昨年度に町内森林地を購入、専有のフィールドを確保し、理念に基づいた保育活動がより豊かに行える環境を整備中です。
団体のあゆみとしては、2005年に任意団体として、乳幼児子育て中の母親や祖母世代の地域の方中心に子育て支援活動を始め、2007年にはNPOとなり富士見町地域子育て支援拠点の委託事業をスタート、その事業は、2019年仲間が立ち上げたNPOに活動を引き継ぐまで継続しました。その間2010年に野外保育(やまほいく)事業をスタートし、現在も団体の軸の事業として継続発展させてきています。
活動開始当初から、富士見町行政との連携を大切にしてきており、町の子ども課、住民福祉課、総務課などの各委員を代表松下がお受けし、町からの補助金なども受けながら運営してきました。また、近年では移住者の関心も高いやまほいくで、町の移住促進の一役も担っております。
子ども子育て支援NPOとして15年、富士見町で子ども子育て支援事業を営んできている団体です。
こんな特色ある学びを行っています
保育時間のほとんどを野外で過ごし、子ども達ひとり一人が持つ地力を活かす幼児教育・保育に取り組んでいます。
①遊びの中で生まれる子ども達の探求心を大切にします。「不思議だな、なんだろう、どうしてだろう」と感じ「もっと知りたい、考えたい」から「こうやってみたらどうだろう」に繋がる子ども達の感性・思考・行動力を摘むことなく受け止め、実現できる環境を可能な限り保障します。(物的・人的・時間的環境として)
②森、里山、山で四季折々の多様な自然環境の元、毎日縦割りクラスで過ごすことで、身体力・社会性・コミュニケーション力を育みます。
③大人が先回りして管理的に関わるのではなく、子どもが自分で考えて行動できる、発言できるよう(主体性)大人はまずは見守り、必要に応じて必要な関わりをします。子どもをひとりの人として尊敬し、関わっています。また、失敗は成功の基という考えで、失敗をマイナスに受け止めず、次につながる経験として伝えます。
具体的な保育活動エピソードとして、ある一日のドキュメンテーションを別途添付します。
具体的な取り組み内容は?
昨年度移転して専有の新しいフィールド(約1400坪)での保育活動を展開しておりますが、フィールド整備、季節ごとのフィールドメンテナンス(草刈り、チップ敷き、枯木除去、除雪)などまだ行き届いていない面を整えます。また、敷地の半分がまだ未整備で、今後は卒園した小学生・中学生の居場所として、また保護者の交流の場としても整備します。
応援よろしくお願いします
長野県の認可外保育施設の認証を受け、また信州やまほいく制度の助成を受けて運営しておりますが、財政的には厳しい状況です。子ども達の学びの場や居場所運営を、質の担保をしながら継続していくための経営努力に日々取り組んでおります。皆様の温かいご支援をいただけますと、備品が購入でき直接的な課題解決ができるだけでなく、精神的にも大きな励みになります。どうぞよろしくお願いいたします。