こんな団体です
2009年リーマンショック後、深刻化した貧困の課題について地域でネットワークつくり、相談支援活動やきずな村などを取り組み、2013年には困窮などを理由に学ぶ権利を奪われがちな子どもたちが夢を諦めないために学習支援を行う「無料こどもじゅく」活動を始め、10年を経過しました。2020年度にはコロナ禍での学び環境が整っていない子どもたちのオンラインによる学び環境支援を開始、週1回の「オンライン無料こどもじゅく」を行っています。小中高生の個別学習支援に加え、進路相談、食材提供支援など行い、家族を支える活動も広がっています。
こんな特色ある学びを行っています
公民館での対面「無料こどもじゅく」は週1回開催し、小中高生が自分の学習課題を持って参加し、元塾講師や大学生のスタッフによるマンツーマンで学習に取り組んでいます。「オンライン無料こどもじゅく」は、家庭環境によりオンライン環境が整っていない子どもにPC、タブレットや書架カメラを貸与し、週1回オンラインによる個別学習支援を行っています。スタッフが1対1で画面を通して教え、小学生は家庭での学び習慣につながり、中高生には受験などの進路につなげた学習支援となります。今年に入り、進路に備えて中高生には無料(一部有料)配信教材を活用し、日々の学習計画のもと自習し、公民館の対面やオンラインの取り組みの中で学びを深めて子どもが自信を取り戻す姿が見られるようになりました。さらに「オンライン無料こどもじゅく」は引き続くコロナ禍でもこどもじゅくを休まず支援し続けることができという強みを発揮しています。
具体的な取り組み内容は?
新たにWIFI環境が整っていない子どもの参加希望、有料の学習教材の活用による基礎学力の向上支援などが求められています。「オンライン無料こどもじゅく」の取り組みを通して子どもたちのニーズが広がってきています。こうしたニーズに応えるためスタッフの充実と環境充実を可能な限り早期に進めて行きたいと考えています。1年半のオンライン無料こどもじゅくの経験から、子ども達にオンラインシステムの活用研修を独自に行い、支援を受ける子どもたちの技術向上もしたいと思います。
応援よろしくお願いします
ひとり親家庭できょうだいの面倒をみながら無料こどもじゅくに参加する中学生、長期間の不登校経験から学ぶ楽しさを獲得してきた高校生、生活困窮の中夢を諦めない高校生、家庭環境を思い高校進学を諦めると話しながらもこどもじゅくに通い続ける小学生、一人ひとりのどの子も置き去りにしないそんな思いで無料こどもじゅくを続けて10年が経ちました。まだまだ応援を必要としている子ども達がいます。ぜひ、ご協力により子どもたちが前に進む応援をお願いします。