こんな団体です
1994年(平成6年)に旧浪合村によって設立された任意団体「浪合通年合宿センター」を母体としており、2006年(平成18年)12月にNPO法人になりました。活動目的は、
① 浪合の豊かな自然や教育資源を活用して、阿智村浪合地区をはじめ長野県、また全国の青少年を対象に、山村留学をはじめとした自然体験活動と共同生活体験活動を安定的に提供すること
② これらの体験を通して次世代を担う人材を輩出すること
③ 浪合小学校と阿智村浪合地区の活性化です。
こんな特色ある学びを行っています
例えば、朝晩の食事づくり、施設清掃、自分たちの洗濯干し、たたみといった、子ども達自身での当番活動をしています。施設の前で畑を作り、作った野菜は食卓に並びます。薪ストーブを中心とした薪割りや灰を活用する活動、森林を活用したしいたけづくりやなめこづくり、ヤギの飼育等、自然の中で、生活に密着した活動を行っています。
また、子どもによる自治も心がけており、交代で運営委員となり、生活ルールを子供たち自身でも見直しながら運営しています。毎週2時間様々なスポーツ、週末には地元長野県のプロチームの各種スポーツ観戦等も行っています。標高1100mの自然豊かな地域の特性を生かし、夏は川遊び、はんごうすいさん。冬は雪遊び、スキーの他、課外活動においても阿智村内の7つの山の登頂に挑戦、南信州を縦断するツーリングキャンプや積雪時のキャンプも参加者に人気です。
具体的な取り組み内容は?
1.奨学金制度を作りたいと思っています。当センターへ入園しても昨今、仕事や介護等環境の変化により家計が急変する家庭が増えてきていると感じているからです。ご家庭の負担を半分、または全額等状況に応じて負担できる奨学金制度を検討しており、一日も早く創設したいと思っています。
2.阿智村浪合地区には、山村留学の他、親子山村留学制度もあります。子どもの人口が顕著に減少していますが、山村留学では低学年児童の申込が少なくカバーできているとは言い難い現状があります。その部分を親子山村留学で補完していますが、親子山村留学は現在ほぼボランタリーに行っており、広報やフォローに時間もお金もあまりかけられない状況にあります。今後、移住を増やしていくためにも、親子山村留学拡充を目指す費用を確保していきたいです。
応援よろしくお願いします
浪合地区は、日本一の星空や生まれたての清流を初めとして豊かな自然や、伝統的な地区行事や、“村民みんなのなみあい学校”と称し、特色ある教育な活動を継続して行っているコミュニティを残しています。
阿智村浪合地区を守っていくためにも、子ども達が一定数小学校に通うことは必要なことだと感じています。そのため、全校児童40名ほどの小学校において、全体の約1/3を占める山村留学センター生の入園を今後も毎年保っていく必要があります。
家計急変により止むを得ず退園を余儀なくされる家庭が発生してしまうことは、即ち小学校の児童数を減らすことに直結してしまいます。浪合地区の存続のためにも、家庭における家計変化に対応できる仕組みを作りたいと考えます。昨今の事情を鑑みると、家計急変家庭が増えてくることが予想されます。たとえ急変をしてもセンターに居続けたいと思う子どもの気持ちを大切にしたい、その想いを家計急変のみで壊したくないと思っています。浪合地区での子どもの学びの機会を減らすことは、子ども達の将来の可能性を奪ってしまうことになりかねません。
また、例え家計急変家庭が発生しなくとも、物価高による家計負担は増えてきていることに変わりはありません。現在の月額負担をこれからも極力変えることなく運営をしていくためにも、皆さんからのご寄付が必要です。
そして、阿智村浪合地区の親子山村留学を広げ、親子で浪合地区に住んでもらい、いずれ移住してもらうことが小学校を、ひいては地域を存続させていくためには不可欠です。どうぞよろしくお願い致します。