こんな団体です
2018年より長野県松本市を拠点に、主に3歳から小学生の子どもを対象とした「からだ遊び」のワークショップをおこなっています。月に1回開催している「にちようカラダのワークショップ」では、「からだ遊び」を通じて、体を使って遊ぶことのおもしろさを子ども達と探っています。
2021年からは年に1回、特別企画として5回連続のワークショップを実施し、音楽や身体表現を合わせたパフォーマンス作品を創作し、観客の前で発表するという取り組みをおこなっています。アーティストと一緒に音楽やダンス、衣装や舞台美術を作り上げることで、子ども達の自由な発想を養い、仲間と協力して表現する力を育むことを目的としています。
こんな特色ある学びを行っています
「にちようからだのワークショップ」でおこなっている「からだ遊び」では、大人が考えた動きを正しくまねさせるのではなく、子ども達から生まれる動きを一緒に楽しむことを大切にしています。
例えば”体で線を描いてみよう”と提案することで、子ども達が新しい体の動かし方を発見し、一緒に参加している友達の表現に触れることで、さまざまな感じ方や表現の仕方があることを実感できるようになります。
また、イメージ豊かに体を動かす工夫として「絵本」と「道具」を使っています。絵本の読み聞かせをすることによって、物語から子ども達の想像が膨らみます。また、布やゴムひもなど、いろんな物を何かに見立てることで、想像がさらに豊かになります。そしてそのなかで自分の体の動きも自由になっていくおもしろさを体験します。
ワークショップには長野県で活動するアーティストを招き、芸術的な表現に触れる機会を提供しています。例えば、子ども達は音楽家から「呼吸」と「音」の関係を学びます。そして、生の演奏を全身で感じながら体を動かす経験をします。演劇に携わる人からは様々なコミュニケーションの方法を学んだり、美術作家とは普段は着ることのないような衣装を一緒に作ります。
私たちは、「からだ遊び」を通じて、また子ども達がアーティストと出会う場を作ることによって、子ども達がそれぞれの個性を尊重し、いろんな発想を柔軟に受けとめる感性を育みたいと思っています。
これから予定する具体的な取り組み内容
①月に1回の「にちようカラダのワークショップ」にアーティストを招きます。これまでは予算上、1年に1~2回しか招くことができませんでした。次年度は回数を増やし、子どもたちがワクワクする機会を一つでも多く作ります。
音楽家、ダンサー、演劇や人形劇に関わる人、美術作家がワークショップを担当する回を設ける予定です。
②ホームページを開設し、パンフレットも作成することで、団体の活動を多くの人たちに紹介し、参加していただくきっかけをつくります。
応援よろしくお願いします
豊かな感性を育むうえで、アーティストは大きな力になります。何より、生の音楽や演技、美術に心がふるえる体験は、子ども達にとって、なくてはならない楽しみであり喜びです。
子ども達の周りには、いじめや虐待、不登校や学級崩壊など、生きづらい状況が広がっています。この状況は、親や学校の先生だけで改善できるものではありません。 私たちは、原因となっている凝り固まった人間関係を、”身体表現”という手法で解きほぐすことができると考えています。
自分の個性が尊重され、自由に表現できる場が子ども達には必要です。そのような機会が身近にあり、気軽に参加してもらえるように、私たちの活動をより多くの人とともに広げてゆきたいと思っています。
みなさまのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い致します。