こんな事業です
現在、先生の多忙などの理由により、学校飼育動物は減少していると考えられます。
しかし、小学校学習指導要領の解説では、継続的な動物の飼育や植物の栽培を行うことは、生き物への親しみを持ち、生命の尊さを実感するために、大きな意義があるとされています。
そのような矛盾がある中、教育施設で無理のある動物飼育を行うことで、動物にも子どもたちにも悪影響となりかねない現状があるように見受けられます。
そこで、今後の学校飼育動物の活動には、教育施設単独ではなく、外部からのサポートが必要です。
本事業はそれを担うために開始した「学校動物飼育補助事業」です。この事業では、飼育担当の先生が休みまたは多忙な日に、先生に代わってごはんあげや飼育小屋のそうじなどの飼育作業を行っています。
これを実現します
まず、地域の教育施設における、現在の飼育動物の状況とそれに関わる悩みを収集し、その実態や問題点を把握します。
その中で、動物飼育に関するサポートが必要または有効と思われる教育施設に、学校飼育動物補助事業を提案します。
もし、その教育施設が飼育補助事業の活用をご希望の場合には、動物の飼育をお手伝いし、動物の衛生的な飼育環境の維持や、動物の病気の早期発見と治療の提案などによって、健康的に動物が過ごすことができるようにサポートしていきます。
なぜこの事業に取り組むの?
最近では、学校飼育動物をレンタルし年度末に返却するといった流れが、飯田市周辺では見られています。
また、先生や児童が、動物飼育の知識や経験が少ないまま、動物を飼育し始めることによって、事故などにより動物が亡くなってしまう事例もいくつか見受けられます。
このような活動は、動物は飼えなくなったらどこかにあげればいい」「亡くなってしまったら代わりがいる」といった、生命の尊さを実感するという、動物を学校で飼育する本来の目的とは大きく違った取り組みになってしまうと考えます。
具体的な取り組み内容は?
みなさまからのご寄付により、アンケート用紙の印刷費や郵送費などが確保でき次第、飯田下伊那地域の小学校、幼稚園、保育園における学校飼育動物の状況を把握するためのアンケート調査を進めたいと考えています。
このアンケート調査では、現在の動物飼育の有無、今後動物の飼育を考えているかどうか、困っていることの内容把握、学校飼育動物に関する質問などを収集する予定です。併せて、弊法人の「学校飼育動物飼育補助事業」についてのチラシを同封することにより、飯田下伊那地域において学校飼育動物の飼育を支える活動があることを各教育施設にお知らせします。
もし、弊法人の学校飼育動物飼育補助事業の年間契約費用と同等のご寄付いただけるようであれば、すでに動物を飼育されている教育施設に、飼育のお手伝いを1年間無料で実施できることを提案していきたいです。
あなたの寄付でできること
弊法人は、飯田市周辺の生きものの暮らしをよくすること、生きものを大切にする人を増やすことを目的に、様々な活動を行っています
また弊法人メンバーは、長らく動物飼育に関わってきました。
その経験を活かしつつ、地域の教育施設で飼育されている動物たちの飼育環境の向上を図ることで、そこで暮らす動物を見たり関わったりした子どもたちが、より生きものを大切にする気持ちを持てるように、学校飼育動物活動を支えていきたいと考えています。