こんな団体です
NPO法人まつもと子ども留学基金は、2014 年4 月から松本市四賀地区に「まつもと子ども寮」を開設し、東日本大震災の被災地からの留学生(主に福島原発事故被災地に住む)を受け入れてきました。遊び、勉強、安心して生活できる場所作りを目指した留学プロジェクトです。留学事業の他に、長期休業中に自然に親しむ保養事業も行ってきました。留学生は、次々と卒寮していき、2020 年春、コロナ禍の始まりの中、当初からの留学生が、高校卒業と同時に卒寮していきました。福島第一原発事故の災害から 12 年余りが経ちましたが、現在でも被災地では、多くの人が土壌や食品など放射能の影響を気にかけながら、暮らしています。特に子育て世代では、親も子も体調不良など、様々なストレスを抱えながら暮らています。そのような実態に触れ、留学相談も受けながら、2021年度から、被災地のニーズに応えていく為に、通年の保養を受け入れて、のびのびと安心して保養してもらうと同時に、健康相談や養生プログラムを実施し、「保養と養生」という新しいコンセプトを付け加え活動してきました。
こんな特色ある学びを行っています
「保養と養生」のプログラムのねらいは、一定期間、普段過ごしている日常生活から離れ、心と体をゆったりと休めて、疲れを回復させ、自分と家族の心身の健康を積極的にケアすることです。その為に、ケアする方法を、相談や講座、自然体験や芸術体験を通して学びます。専門家やアーティストの力をかりて行っていきます。
これから予定する具体的な取り組み内容
2021年度から「手当のお茶の間」と称して、「まつもと子ども寮」のある松本市四賀地区の方にも呼びかけ、専門家講師による健康相談や、手当の方法(アイロン療法やよもぎ蒸し)を体験してもらいましたが、さらに、2023年度はセルフケアの方法の講座(9月「楽健法」)とシンセサイザーやオルゴールなどの音楽を通して、心を癒す音楽会イベント(7月、秋、冬の予定)を行っております。
応援よろしくお願いします
保養と養生のコンセプトは、原発事故の被災地や原発事故の影響を受けた地域の方々ばかりでなく、忙しく日々を過ごす人たちにも、健康を損ねた人たちにも、すべての人に必要なものであると考えます。このプログラムを通して、多くの方々と繋がり、命と健康を大切にする暮らしづくりに貢献していきたいと考えています。