こんな団体です
児童養護施設や子ども食堂で学習支援活動を行い、施設の子どもたちの学習する意欲を向上させ、確かな学力を身につけるため活動しています。タブレットを使ってつまずきを発見し、学生ボランティアが学習補助することで、進んで自学に向かわせる意欲を起こすような教育環境を整備することこそ、社会的に問題になっている、教育格差の是正に繋がると考えています。近年はプログラミング教育を取り入れて活動の幅を広げています。
2012年4月 ボランティアグループ発足
2012年7月 虐待を受けた子どもたちの保護されている一時保護所で学習支援活動
を始める
2013年5月 特定非営利活動法人登記
2013年5月 日本子ども虐待防止学会加盟
2014年4月 児童福祉施設での学習サポートを始める
2016年 子ども食堂での学習サポートを始める
2017年 プログラミング教室を始める。
こんな特色ある学びを行っています
児童養護施設や子ども食堂へ出向き、タブレットを使った学習支援を10年前から行っています。タブレットを使ってつまずきを発見し、学生ボランティアが学習補助することで、進んで自学に向かわせる意欲を起こすような教育環境を整備することこそ、教育格差の是正に繋がると考えています。また、千曲市屋代駅前にちくま未来教室を開設し、プログラミング教室や算数教室、英語教室など無料で行い、経済的に困難を抱えた家庭の子どもたちへの学習支援を行っています。
すべての子どもたちが家庭環境に依存することなく学習の機会を得られ、ICTを使った最先端の研究・開発の一端を担い、新しい街づくりに貢献できるようになるように学習支援活動を行っています。
これから予定する具体的な取り組み内容
千曲市で、プログラミング学習や、VR体験や3Dプリンター、映像編集、ドローンの体験ができるデジタルテクノロジーの居場所づくりをしたいと思います。メンターを雇い毎日放課後には教室を開き、土日は終日開館し、毎月500名の来訪者を見込みたいと思います。千曲市には月の都で有名や姨捨や更級日記のふるさとがあり、美しい風景があります。ドローンで景観を撮影し、映像の編集を身につけた若者が、千曲市の良いところを常時発信する仕組みを作っていくことも考えています。
ちくま未来教室を協働で運営している一社ちくま未来戦略研究機構は多くの有力企業が会員になっています。その団体と若者向けイベントを開催することで、ちくまICTラボに集まる子ども・若者たちが地元を愛し、地元へ就職してICTの力で地域を活性化していければと思います。千曲市は、25歳から39歳までの人口が極端に少なく消滅都市と言われていますが、今回の事業で、地元で就職をする若者が増え、人口が増加していくことを強く望みます。地域を巻き込みながら多くの団体と連携し成功させることで、千曲市長はじめ、自治体に本事業の提案をしていきたいと考えています。
【1】平日土日を問わずデジタルテクノロジーへ触れられる居場所を開設・運営する。千曲市の課題であるテクノロジーに触れる機会、学びの機会欠乏が解消される。
【2】子どもたちの経験の積み木や思考の地平線を広げるため、豊富な学習コンテンツを用意する。プログラムとして、(1)microbit体験教室(2)撮影・動画編集体験教室(3)3Dプリンター・筐体体験教室(4)アプリ制作体験教室(5)ドローン操作体験教室を行う
【3】中間教室、児童養護施設へ訪問し、アウトリーチを行ない、デジタルテクノロジーの居場所への興味を持たせる。メンターを確保し、常駐スタッフとともに、体験講座の参加者の意欲や興味に応じたレクチャーを行う。児童養護施設の子ども、不登校の子ども、困窮家庭の子どもへキャリア教育を行い、自立への道筋を立てる。
【4】ちくま未来戦略研究機構と共催で地元企業のワークショップを行ない多世代交流の機会により、子どもたちの価値観が多様になることが期待できる。児童養護施設の子どもや困窮家庭の子どもと地域の大人と交流をする機会を設け、自己肯定感を持たせる。
【5】ちくまICTラボで、地元商店街や企業、教育委員会、児童養護施設関係者等とワークショップを行ない、意見を交換する。地域の大人が本事業の意義を感じる。
応援よろしくお願いします
「ICTは学力向上に役立つ」、それは私の20年来教育現場でICT活用支援に取り組んできた実感です。10年前に、偶然虐待を受けた子どもたちが保護されている一時保護所へ行きました。そこは、保護されているため学校へ通うことは出来ず十分な学習環境がありませんでした。iPadを使った学習支援をすること提案し学習ボランティアを募ったところ、多くの学生が集まり毎週一度の学習支援が始まりました。施設の子どもたちは、それまでの家庭環境から習熟度は様々でしたが、一人一人に合わせた指導がICTでは可能であり、多くの子どもたちが学習支援日を待っていてくれるようになりました。私たちは彼らとの経験を全国の不遇な子どもたちへも伝えていきたいと思い、NPOとして活動を始めました。現在は、長野市・千曲市の児童養護施設、子ども食堂を中心に活動しています。
今までアウトリーチ中心に学習支援をしてきましたが、千曲市でICTの居場所づくりをして、より多くの子どもたちの科学的知的好奇心に寄り添った居場所づくりをしていきたいと思っています。地域を巻き込みながら多くの団体と連携し成功させることで、千曲市長はじめ、自治体に本事業の提案をしていきたいと考えています。