こんな団体です
伊那市内には、不登校、ひきこもりなどに対応した「子どもの居場所」が複数あるが、子ども本人にとって移
動手段の困難な地域もあり、親の送迎がないと参加の意思があっても断念せざるを得ない状況になっていま
す。また、不登校の子どもたちで居場所に通ってくる子どもたちは、全体の3割位で、多くの子どもたちは、家
で過ごしています。この現状を少しでも解消するため、伊那市内で特色ある居場所を運営している4団体が、
子どもと居場所のネットワークを令和5年7月12日設立しました。
昨年度は、こども家庭庁のモデル事業に採択され会の目的を達成するための多様な体験活動の提供を開始
することができました。
こんな特色ある学びを行っています
① 子ども送迎サービス事業
目的:不登校の状態にある子どもたちが、子どもの意思を尊重して自由に居場所に通えるようにこども
送迎サービス「こどもバスBINGO」を運行する。
日時:毎週 月曜日、火曜日、木曜日、第1水曜日 月13日間
行き:9:00高遠町山室⇒9:30伊那まちBASE⇒高遠山室
帰り:15:30高遠山室⇒16:00伊那まちBASE⇒16:30高遠町山室
② オンラインの居場所事業 (毎月第3水曜日)
目的:家庭で過ごす児童生徒が気軽に地域の居場所に参加するための第一歩として、オンライン上にマイ
ンクラフトアプリを使った、地域の居場所のワールドを構築し交流を深める。ゆるやかなつながり作りを
しながら、リアルの居場所へと誘う。また、マイクラに興味のある子どもたちにも作り手として活躍でき
る機会を提供する。
【構築するワールド】
・伊那まちBASE ・みんなの楽校 ・・たき火の日 ・オルタ
各居場所のワールドが完成したら、居場所の開催日時を決めて、その時間はスタッフが常駐し、関心を
持って参加してきた不登校児童生徒とのゆるやかなコミュニケーションを図る。
③ 官民合同研修事業
目的:官民の協働連携による居場所について学び合い、思いや願いを共有し合い、それぞれの役割を補
完し合いながら今後の伊那市の子どもたちが健やかに成長していくことができる環境を目指す。
これから予定する具体的な取り組み内容
① 子ども送迎サービス事業の継続 (毎月13日間)
令和6年度は、乗車する子どもたちが増えて、予約で定員をオーバーする場合は、保護者に送迎を頼む
ことで運行している。令和7年度は、レンタカーのハイエースを借り上げて運行したいと考えています。
➁ 官民合同研修事業 (年2回)
目的:官民の協働連携による居場所について学び合い、思いや願いを共有し合い、それぞれの役割を補
完し合いながら今後の伊那市の子どもたちが健やかに成長していくことができる環境を目指す。
応援よろしくお願いします
不登校支援とは、学校に戻すことではなく、安心安全な環境の中で、自分のやりたいことを自分で選び取
って主体的に活動し、自己肯定感を高めることが重要だと思います。あたたかなまなざしの大人たちと
仲間たちの中で育ち合うことで、ストレス耐性も強くなり、不登校という体験を人生の礎となる様々な学
びの時にしてほしいと願っています。どうぞ、子どもたちの送迎バスBINGOを応援してください。