こんな団体です
「ひかりの学校 New Education School 」は、県の「信州型フリースクール認証制度」で➖学び支援型➖として認証された設立10年目の民間の教育施設です。児童養護施設・公立学校で勤務する中で不登校の児童生徒と20年関わってきた代表髙林賢が、「全ての子どもに質の高い教育」を受けさせることを目標にしております。不登校児童生徒(全国29万9048人・令和5年文部科学省発表)や集団での学習活動に苦しさを抱える子どもを対象に、基礎学力の定着・同世代の子ども同士のコミュニケーション指導・学校復帰に向けた学習指導・居場所の提供・社会自立支援を軸においた教育支援を行なっています。また、子育てに悩む保護者の方々へのサポートや子育ての学びの会、保護者会なども定期的に実施し、「子どもとその家庭を支える」ことに努力を惜しまず行っております。
こんな特色ある学びを行っています
月〜金曜日、朝8:30〜16:30まで年間約200日開校し、以下明確な優先順位で特色ある学びを実施しています。
①コミュニケーション学習。リーダーの育成、友達・大人との関わり方など、遊びや全ての活動を通して「人と関わる喜び」について学んでおります。
②体験学習。工作、IT、音楽やダンス、畑、野外活動など。
③基礎学力の定着。1日1時間全員の子どもが集中した学習に取り組んでいます。
初めて登校する時は車から降りられない子ども、玄関で泣き出す子ども、大きな音が苦手であったりこだわりの強い子どもなど、それぞれの子どもの特性や状態に合わせて、スタッフと保護者と子どもが一丸となり、支え合い、目標を共有し、成長を目指します。
公立学校の先生やスクールソーシャルワーカーとも定期的に連携をとり、毎年確実に公立学校へ復帰する卒業生を送り出しています。また卒業後のサポートも行っています。
これから予定する具体的な取り組み内容
昨年度の「すべての子どもたちに教室を!プロジェクト床・壁・天井編」事業に皆さまからご寄付いただいた949,000円で、予定通り倉庫2階の改築が今秋開始される予定です。改築の様子や完成した状態は随時ひかりの学校のブログやインスタで発信していきますので、どうぞご覧ください。来年度は仕上げの塗装と水回りの工事に取り掛かりたいと計画しております。流しとトイレができると、普段の学習はもちろんのこと、宿泊学習や簡単な料理実習も可能になります。また、県外からの見学入学希望時の宿泊施設としても利用できます。
応援よろしくお願いします
今春、ひかりの学校の卒業生が静岡大学に進学しました。8年前5年生だった彼はひかりの学校に入学するために他県から親子で安曇野へ引っ越して来たのです。自分に自信がなく、不安と怒りの中にいた子どもでした。人と関わりたい、友だちを作りたい気持ちは強いのにその気持ちに気づかないほどの孤独の中にいました。ひかりの学校で、スタッフと仲間との活動を通して少しずつ不安・怒り・孤独の鎖が解けて彼本来の良さが発揮できるようになりました。卒業する頃には下級生から慕われる兄貴的な存在にもなっていました。
不登校児童にも、どの子どもにもそれぞれの特性やその時の状態があります。しかしその特性や状態は不治の病ではありません。適切な学びと訓練で子どもは本来の力を取り戻し、さらに成長します。どうか応援とご協力をお願いいたします。