こんな事業です
若者がどうやって地域で生きていくのかを社会の先輩たちと一緒に考えていく交流スペース設置事業です。就職活動という点での支援ではなく若者のキャリア形成の一環としての就職活動と位置づけ、「働くことの意義」である線の支援と「多様な生き方」の面の支援が必要と考えています。
長野県内の高校を卒業し県外に進学する学生のうち、長野県内での就職を希望する者は約40%程度となっており、また、新卒入社者の約30%は3年以内に退職をする現状もあります。
キャリア形成の機会損失=企業力の向上にも少なからず影響があるのではないでしょうか。
【写真:就職説明会での出張相談の様子】
これを実現します
私たちは「若者がキャリアを考える場づくり」をします。例えば人生の転機となる「就職」「結婚」「転職」などのテクニックだけではなく、ライフステージを一緒に考えていきます。一番のモデルとなるのは「人生の先輩たち」。その方々といつでも語り合い、そして自分の人生を考える機会を多く作りたいと考えています。また、人生の転機を迎えるにあたっての考え方や自己実現の明確化に向けたレクチャーなどのセミナーも定期的に開催したいと考えております。
実現のためには、各分野の知識を持った専門家だけではなく、様々な経験を積んだ社会人や様々な形で地域に貢献する会社の参加も必要不可欠です。社会人の先輩・会社が若者たちを育てていく仕組みを実現したいと思っております。いうなれば「長野の若者のためのキャリアセンター機能」です。
【写真:就活セミナーの様子】
なぜこの事業に取り組むの?
就職活動を例にとれば行政機関や民間企業では、企業とのマッチング機会の提供に重きを置いており個々に対する支援は不十分ではないかと感じています。自分自身の「実現したいこと」や「個々の特性」を自らが充分に理解せず、次の一歩を進むことはミスマッチに繋がる恐れがあります。
だからこそ、キャリア形成上の基本的な考え方を学び、様々な人の経験や教訓を参考にして、局面における人生のデザインをする場を提供したいと考えています。
平成28年度から平成30年度においては、長野市の補助を受け長野駅東口に「NAGANO若者フリースペースN-port」を開設いたしました。徐々に利用者は増加し、平成30年度の年間延べ来場者数は約1,500名となりました。多くの若者から多様な相談を受け、対面での個別支援の重要性を再認識しました。
【写真:施設外観】
具体的な取組みは?
現在、長野市の補助を受け、長野駅東口に若者フリースペースN-portを開設しています。
この施設は2019年3月をもって補助事業が終了することから、それを進化させた新たな活動をします。
・2019年6月 個別相談窓口の開設・交流スペースの開設(長野市内)
・2019年 夏 各種セミナーの定期開催(月1~2回程度)
・2019年 秋 若者と社会人の交流会開催(年2回程度)
短期的な運営ではなく、継続した施設運営を目指しています。このほかにも、地元企業との交流や就業体験の提供、個別相談などを定期的に実施する予定です。
【写真:1Fフリースペース】
団体からのメッセージ
若者と一言で言っても、置かれている状況はそれぞれ違います。学生・新社会人・フリーター・未就職者など、その立場によって考えていかなければいけないことがたくさんあります。また人の悩みは多種多様でもあります。表面的な悩みを解決してもその根底にあるものを解決していくためには、支援者側も多種多様な経験と知識が必要です。だからこそ、たくさんの経験を積んでこられた先輩社会人や日頃より若手社員と接している会社のノウハウが必要です。私たちだけではなく、みんなで長野の若者を育てていきませんか。
応援よろしくお願いします
「NAGANOの若者をNAGANOに!」を合言葉に、地域の大人や会社が若者を育てる仕組みを、ぜひ実現したいと思います。そこで育っていった若者たちが、地域に根差し、また次世代の若者を育てていく・・・
そのような地域サイクルを実現したいと思っています。ぜひ皆様のお力をお貸しください。
【写真:若者交流会の様子】