こんな事業です
【フィリックス・アニマ】は老犬、老猫、ハンディキャップや病気を抱えた犬猫を中心に保護・飼養している団体です。保護している犬猫は、多頭飼育崩壊、繁殖場(ブリーダー)で不要とされた犬猫、事故や罠などで負傷した地域猫や飼い主のいない猫、保健所で殺処分と判断された犬猫、また飼い主の入院、死亡で居場所をなくした犬猫など事情は様々ですが、現在200匹を超える犬・猫を保護、飼養、介護しています。また、保護している犬猫は高齢であったりハンディなどがある為、譲渡は極めて困難であることから高齢や障害のある犬猫に関しては譲渡は行わず、施設による終生飼養に取り組んでいます。
これを実現します
保護した犬猫には初期医療、不妊治療など行います。
ケガ、病気、または環境に恵まれなかった犬猫に適切な治療を施し、終身飼育飼養し、かけがえのない命を最後まで見守ることを目的とします。
老犬・老猫には穏やかな時間と居場所を確保します。
なぜこの事業に取り組むの?
現代、多くの犬や猫はペットとして飼われ家族同然とされるようになりました。寿命も種類によって差はあっても12~20歳とされ、数年前に比べるとはるかに長寿となっています。共に時間を過ごし癒され、たくさんの思い出を与えてくれる一方、恵まれない境遇にいる犬猫がいるのも現実です。一度は家族として迎え入れられても飼育を放棄されたり、繁殖用として取り扱われる命も数多くあります。また、飼い主にさえ出会えない猫が人間にとっては厄介な存在にもなり得てしまいます。恵まれない環境により病気を抱える犬猫も多く、そういった犬猫は生きていくことすらとても難しい状況です。しかし、生きる力が少しでも残っているのなら手を差しのべ、かけがえのない命をできる限り多く救いたいと日々取り組んでいます。
具体的な取組み内容は?
居場所をなくした犬猫の保護、保護後の初期医療、不妊手術、また病気を抱える犬猫の治療、通院、入院、介護のほか、年齢、体調に合わせた環境作りに取り組んでいます。
また、当施設では終生飼養を目的としていますが、引き取りの中には子猫がいる場合もあります。子猫の譲渡は積極的に行っています。また、不定期ではありますが譲渡会の催し、子猫や健康な猫の譲渡のほか、保健所の殺処分をなくすためにも、里親希望者には保健所や他団体を紹介するなど、一匹でも多く、長く幸せな時間を過ごしてほしいと里親の推進に努めています。
団体からのメッセージ
健康な動物に比べ、病気やハンディキャップのある犬猫には検査費用をはじめ、外科オペ、投薬、点滴、処方薬、処方食、通院入院費用などあらゆる医療費がかかるのが現実です。現在数名の個人の収入で賄っていますが、昨年だけでも300万以上の費用がかかり赤字となっています。生きたくても自身ではどうにもならない犬猫のために必要とされる治療を施し、苦痛のない生活を送らせたい。一匹でも多くの命の支えになりたいと努めています。今後はそれぞれ個体にあった環境作りを整えたいと考えます。例えば老猫、老犬、エイズや白血病、半身不随などハンディがある場合、適した環境はそれぞれ違う為、どの子にも安らぎの空間となるような施設作りに取り組んでいきたいと思っています。
応援よろしくお願いします!
優しい飼い主に出会い、温かな家庭で一生を終える犬や猫がいる一方、その温かさを知らず生きざるを得ない犬猫がいるのも事実です。罠にかかり片足を失ったまま懸命に生きる猫、ブリーダーに放置され続けガリガリに痩せた犬、血統書付きのかわいい猫はむやみに繁殖を繰り返され子宮がボロボロになり半分腐った状態でした。それは人間の歪んだエゴによる虐待です。弱っているから、病気だから、犬だから、猫だから死んでも構わない。そんな風には決して思えません。老いていても、病気があっても生きる為に必死で食事もします。愛情を持って接すれば、どんな犬や猫でも穏やかな表情になり、与えた愛情に愛くるしいしぐさで答えてくれます。ハンディキャップのある子でも健気に精一杯生きようとする姿に日々励まされます。だからこそ、生きる為の希望の光を与えたいと思っています。そして、そういった不幸な犬や猫が減っていくよう願わずにはいられません。
この取り組みにご理解、ご賛同いただける方の温かい気持ちを施設の子たちに必ず届けます。どうか応援よろしくお願い致します。