みらいTV

海無し県に海の記憶を伝える御船祭り 日本財団 海と日本PROJECT in 長野 2018 #16

2018.10.31

毎年9月に開催される、穂高神社の例祭「御船祭り」。
船の形の山車が市街地を進みます。
海のない信州にどうして船の祭りが伝えられてきたのか。
それは穂高神社の神様と深い関係があります。

穂高神社の本宮に主神として祀られているのは穂髙見命。
古代の海の民「安曇族」に深く信仰されてきました。
安曇族は北九州や朝鮮半島を本拠地として、海運を司り、紀元6世紀頃、この地に移り住んだと言われます。
御船祭りは、海の神様に、美しく、大きな船と歴史絵巻をかたどった穂高人形をお見せする祭りです。

御船祭りは、海の民の末裔であることの誇りと、海への感謝を、長い時を超え、今に伝えています。

▲ このページの先頭へ